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6.不動産を購入した後に

火災保険のポイント  (06.09.11)

 ここ最近、火災保険のお問い合わせやお申し込みが(なぜか)多くなってきましたので、今日は火災保険のポイントをご紹介します。

 まずはその前に、基本的な法律をひとつ。

 自宅がもらい火で火災の被害にあった場合、失火元は賠償責任を負わなくてもよいというのが、失火法では定められています。但し、失火元に重過失(少し注意すれば損害を防げた)があると賠償責任は発生します。

 しかし、被害が拡大した時、失火元に全ての家に対しての賠償責任を負える資金力がないと、責任はあっても賠償されず、被害を受けた方は、当面自分たちの資金で建て替えなりリフォームをしなければなりません。

 このことから、自分たちは火事なんか起こさないと細心の注意を払っても、火事になることはありますので、火災保険について考えていかなければなりません。

 一般的に言われる火災保険は、基本的な「住宅火災保険」、幅広い被害をカバーする「住宅総合保険」に分かれます。さらに住宅総合保険に破損の被害を対象に付け加えたタイプもあります。

 ※保険会社により表示は様々で、弊社取り扱いのあいおい損害保険では、大きな保険商品としては統一し、その中でワイド・ベーシック・エコノミーと分けていますが、基本の形はどこでも同じです。

 被害をカバーする範囲は、住宅火災の場合:火災、落雷、風災、ひょうや雪の災害になり、住宅総合の場合:住宅火災の被害に加えて、水害、水漏れ、盗難、物体の飛来や飛び込み、騒じょうまでカバーします。

 銀行から住宅ローンを借りる際に、火災保険への加入を条件として付けられることがございますが、その場合は住宅火災保険になります。また、銀行から条件として保険期間や保険金額を指定されることもあります。

 火災保険を検討する場合、まずは基本的な住宅火災保険か、幅広い補償の住宅総合保険にするか、どちらのタイプにするかを決めます。

 保険のタイプを決めた後に検討するのが、保険金額をいくらにするかです。火災保険の保険金額を決めるには、二種類の考え方があります。ひとつは、実際に被害にあった額を補償する時価を基にするもの、もうひとつは、建て替えをする費用(再調達価格、新価)を基にするものです。

 時価を基準に考えた場合、もし被害にあっても建物の評価額しか保険金は出ません。例えば、新築時に2,000万円の費用が掛かっても、長い年月が経過し、建物が古くなると評価された時価は低くなり、500万円しか支払われないなど。これでは新しい家が新築できずに生活できないということになってしまうので、それでは新しく同等の建物を新築する費用をお支払いしましょうというのが、再調達価格(新価)のタイプです。

 この保険金額のタイプをどちらにするかを決めてから、保険金額そのものを決めます。時価のタイプの場合、高額な保険金額にしても時価評価額しか支払われませんので、掛け損になります。新価のタイプの場合、保険会社が評価する金額以内でしか契約できません(=契約しても支払われません)。

 ※最近の保険は再調達価格(新価)が基本となっております。

 保険のタイプと金額が決まった後、最後に決めるのが保険期間です。銀行から指定される場合はその期間以上になり、支払い方法も長期一括払いになります。個人が任意で加入する場合、年単位での加入で、月払い、年払いも選べます。但し、保険会社や保険商品によっては、5年以上とか、長期一括払いのみとかの条件があります。

 支払い金額(保険料)は、都道府県により料率が異なります。当然、長期一括払いの方が保険料は割引があります。

 この基本契約の他に、さまざまなオプションがございますので、保険料や補償される内容を検討してみてください。冒頭で、類焼させても賠償責任はないとご紹介しましたが、重過失(ちょっと注意すれば防げた)がある場合は賠償責任が発生しますので、類焼損害のオプションもあります。

 ※重過失となる例は、寝タバコやてんぷら料理中の消し忘れなど

 地震が原因となった倒壊や火災の被害は、火災保険では補償されませんので、別途地震保険に加入する必要があります。地震保険は単独では加入することができず、基本の火災保険にセットで加入する必要があります。

 地震保険の保険金額は、基本の火災保険金額の30%〜50%と決められており、保険期間も5年までです。なお、建築年や耐震等級により割引があります。

 火災保険は建物のそのものを補償する保険ですので、建物の中にある家財は火災保険では補償されません。別途、家財保険に加入する必要があります。家財保険は単独での加入もできます。地震保険の形は火災保険と同様です。

 生命保険や医療保険でも同じですが、いろいろなことを想定してしまうと、たくさんの保険に加入しなくてはならなくなり、きりがありませんし、支払う保険料もかなり高額になってしまいます。いわゆる保険貧乏ですね。

 細かいことも万が一があったらどうするんだと考えたら、保険に加入するしかないのですが、どこかに割り切らないといけません。特に日本人は心配性(私も典型的ですが)で、保険が好きですから。


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