福田総理の功績(08.09.02)
福田総理の突然の辞任。驚かなかったといえば嘘になるかもしれないが、就任以来、(国民に対し)他人事のような言動が多かったことから、放り投げ、投げ出しのような辞任は、首尾一貫しているようで、納得感もあった。
≪印象に残っている他人事発言≫
・せいぜい頑張ってください。(五輪出場選手に対し)
・どうせ反対するんでしょ。(党首討論にて)
・かわいそうなくらい苦労しているんですよ。
・物価が上がるとか、しょうがないことはしょうがない
・あ~そうなんですか
・そのうち何とかなるでしょう
・何かやることあるのですか
もうちょっと、国民の感覚が分かる(分かるように演じる?)のであれば、もう少しはよかったのかもしれない。
今回の辞任も、民主党他野党にいじめられ(当然だけど)、連立を組む公明党にもいじめられ、自分がかわいそうになって、自分が苦しむのはイヤという感じにも受けられる。この心理に国民がどうこうという思いはない。
ただ、自民党の他の人がなっても、選挙、選挙、選挙ということばかりで、国民を外に置き去りなのは変わらないかもしれない。政治の基本では、選挙を意識するということは国民を意識することなのでしょうが。
こんな福田総理でしたが、私は一つだけ評価していることがあります。それは、200年住宅を柱とした新しい住宅事情への転換の布石を打ったこと。
住生活基本法、長期優良住宅の普及の促進に関する法律は、今後の住宅と不動産市場にとって、とても大きな役割を果たすと思います。住宅・不動産という長期スパンで動くものですから、即効性があるものでなく目立たないですが、将来振り返ってみて、この点だけは福田総理の功績は大きかったなと思えるのではないか。
一内閣一仕事と後世に残せる政策として、社会ストック・資産形成・不動産市場の変革など、国民生活に大きく影響する仕事をやり遂げた福田総理は、安倍総理よりはよかったかな。
あと、肝炎問題で、国の責任を認め賠償すると決断し、さらに賠償に不足があると分かるや翌日にはさらに対象を拡げるというスピード感ある決断は、福田総理在任の中で唯一、お、やれるじゃんと感じられました。さらに、国の責任と謝罪を法案に明記したことなど、責任逃れの行政とはちょっと異なり、北京五輪柔道100キロ超級金メダリストの石井選手が言うように、いい人だったのかもしれない。(記述に間違っていたらごめんなさい)
こんな感じで、長期的な政策をしっかりと築き、差し迫った問題をスピード感を持って、国民の気持ちを汲み取っていれば、もうちょっと支持率も上がり、公明党や野党を蹴散らせたのかもしれない。
次の総理には、このあたりを期待したいものである。
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