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4.不動産を購入する前に

ライフラインの供給状況について  (06.05.25)

 昨日の雷雨は激しかったですね(船橋市)。どこかに落雷があったかどうかは分かりませんが、ピカッと光ってから地響きがするゴロゴロという雷鳴が夕方から夜にかけて断続的に起こり、夜の9時前頃に我が家は停電してしまいました。

 停電はすぐ(約2〜3分)に復旧しましたが、現代社会での住まいは、ライフラインが何か途絶えると、一気に生活に支障が出てしまいます。奥田英朗著のサウスバウンドの後半では、水道・ガス・電気・下水なしの生活ぶりが描かれており、そのたくましさと比べると、都市型での生活のもろさを痛感してしまいます。

 しかし、ライフラインなしで生活していくのは極めて難しく、日常生活を営む上で必要不可欠なものであり、不動産の取引の際は、重要事項説明にて、どのように整備されているのか、これからの予定はどうなのかなどを説明することになっています。

 <説明する項目と内容>

 ・水道

  公営水道(上水道)→本管、敷地内配管が有るか、それぞれ口径は
   └→無い場合:井戸はあるかこれからか。共同井戸がある所も

  注:敷地内に配管済みでも口径が小さい時は配管やり直し
    水道利用の際、負担金が発生するケースも
     └→きちんとした業者なら不動産価格に織り込み済み
        └→これを理由に価格交渉ができるとは限らない

 ・ガス

  都市ガス→本管、敷地内配管があるか、それぞれ口径は
   └→無い場合:プロパンガス

  注:水道と比べガス工事代金は安めも地域によりさまざまなため確認

 ・電気

  敷地前に電線があるかないか
   └→無い場合:自家発電

 ・汚水、雑排水

  公共下水→本管があるか、敷地内配管があるか、負担金は納付済みか
   └→無い場合:浄化槽
           └→各自個別の浄化槽か、地域共同の集中浄化槽

  注:浄化槽設置不可、排水先がないと汲み取りになる場合も
    浄化槽設置の補助金が出る地域もある
    浄化槽は設備費用や建物への影響などからコスト高になる場合も
     └→きちんとした業者なら不動産価格に織り込み済み
        └→これを理由に価格交渉ができるとは限らない

 ・雨水

  公共下水へ直接排水か、側溝(U字溝)へ排水か
   └→雨水の本管があっても直接ではなく側溝を通じてすることも

  注:雨水管よりもU字溝があるかないか
    敷地内で浸透させた後、オーバーフローした雨水を側溝へ流す
     └→建築確認申請時に排水計画を提出する
    地域や行政により、貯留浸透枡の設置が必要になる場合もある

 ここまでが重要事項説明の項目になります。

 全ての項目で前提になるのは、直ちに利用可能かどうかで判断します。この「直ちに利用可能」という言葉は、前面道路に本管があり、承諾や許可を要せず、いつでも敷地内へ引き込める状態を指します。

 この敷地内への工事費用や手配は、購入した方の負担においてすることになります。直ちに利用できるからと言っても、実際にそのまま負担無く使えるのか、利用するまでに費用が掛かるのかを見極めておかないと、資金計画は狂います。

 親切な不動産会社なら、このあたりを押さえて説明してもらえますが、実際に工事費用などは建築会社を通じて支払うものですから、建築会社に相談するのがより良い方策になります。

 また、法律(宅地建物取引業法)では、テレビや電話はなくても生活できると判断されているのかどうか分かりませんが、説明しなくてはならない項目にはなっていません。

 とは言っても、テレビや電話がない生活が出来るはずもないので、この点については、ご自身か不動産会社または建築会社などの協力を得て確認する必要があります。

 電波障害は、高圧線や近隣建物などの影響で共同アンテナ利用の場合は説明がありますが、近隣に特段と影響を及ぼすものが無くても、高層マンションの乱立で、電波塔から敷地までのなにが影響しているのか分かりません。

 この電波障害を事前に調査するのは事実上難しく、近隣のアンテナ設置具合や、地上デジタル対応エリアかどうか、ケーブルテレビに加入できるかなどを調べておくと無難です。



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