日本の国土の約4分の3(75%)は山地で、急峻な地形から宅地としての
利用は困難であり、山麓や丘陵の一部が利用されているに過ぎない。
残りの約4分の1(25%)の平地が都市的な土地利用がされているが、
そのうちの約半分を占める台地は、地盤も安定していることが多く、
海抜も高い、水はけも良いことなどから、水害や地震などの自然災害への
安全度も高く、宅地として利用されるべきである。
しかし、昔の日本は米の収穫高を国力とすることで“田んぼ”としての
最適地が国土利用された。また、海に囲まれた国であることから、
水利が良いことが都市の繁栄に結びつくのが自然の流れ。
この歴史的な背景から、現在の日本でも、平地の約半分を占める海に
近い低地帯に都市が立地する。低地帯は平坦であることが土地利用に
拍車をかけ、大都市へと成長した。
この低地帯は、比較的新しく形成された土地で、軟弱な地盤であることが
多く、地震災害に対して脆弱である。また、海抜が低いこと、川や水路が
多くあることから、水害への危険度も高い。
防災的な見地からは、宅地としての適性は劣るが、通勤、通学、生活の
利便性などから、低地に住まいを求めざるおえない、もしくは、
求めていきたい希望が出るのも仕方がない。
低地帯に住まいを求める場合、低地帯の中でも危険度が少し低くなる
地形(微高地など)である所を選ぶか、土地の周辺地形などから災害に
対しての危険度がどの程度であり、防災施設がどのように配置されて
いるのか確認していく必要がある。
水害に関して、危険度の目安を調べるのには、洪水ハザードマップが
役に立ちます。全ての市区町村で作成されているものではありませんが、
検討している場所で作成されていれば、必ず確認しておきたいものです。
(過去の大規模水害発生場所も分かります)
作成されていない市区町村でも、水害に対しての記録はありますので、
確認してみて下さい。親切な不動産会社やハウスメーカーの担当者なら、
地形からのアドバイスや水害状況の確認をしてくれます。
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