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またまた建売で強度不足(08.01.31)

≪ファースト住建:住宅700戸の壁が強度不足 業者のミス≫
 大証2部上場の住宅施工販売会社「ファースト住建」(兵庫県尼崎市)の木造2階建て住宅約700戸の壁が強度不足であることが、関係者の話で分かった。いずれも建築基準法に基づく安全率に達しておらず、強風や震度5以上の地震で倒壊する可能性がある。設計を請け負った約10業者のミスが原因とみられる。同社は「まだ調査結果が確定していない」として公表していない。
 過去、木造2階建て住宅で強度不足が発覚した会社は、同社と、いずれも同社の元関係会社「一(はじめ)建設」(東京都練馬区)、「アーネストワン」(西東京市)の3社のみ。国土交通省は「危険性を認識しながら居住者に通知しないことは問題だ。事実を確認し、指導したい」と話している。
 国交省は07年7月、ファースト住建が分譲した2階建て木造住宅32戸で強度不足が見つかったと発表した。木造2階建て住宅は建築基準法施行令で、地震や台風などによる横からの力に耐えられる一定の耐力壁の設置を定めているが、基準を満たしていなかった。
 その後、同社の物件がある大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀、和歌山の各自治体が約6000戸の調査を開始。これまでに、耐力壁不足や不適切な配置などの問題物件が、少なくとも計約700戸見つかった。調査は現在も続いている。
 ファースト住建は一建設現会長が99年に設立。一建設出身の中島雄司社長が00年に社長に就いた。06~07年には一建設で約1200戸、アーネストワンで約400戸の同様の強度不足が発覚し、両社は改修を進めている。国交省は07年12月までに、両社の耐力壁を設計した建築士18人の免許を取り消している。【高橋昌紀】
 ファースト住建広報IR課の話「自主調査も進めており、最終結果が確定次第、対応を考えたい。現段階で調査の詳細は説明できない。」
(毎日新聞)

 上記記事でも書いてある通りだが、日本全国、大手から中小零細まで建売住宅を施工販売しているのに、この関係会社のみに強度不足の問題が出てくるのか、まずここが疑問。
 関係会社は他にもあり、また、販売したすべてに問題があったわけではなく、一割程度なのは、組織ぐるみ、会社ぐるみではなく、やはり、依頼している設計会社側の問題なのか。
 しかし、10社以上で同じようなミス(故意か過失か不明)を起こすものなのか。それなら、この関係会社だけではなく、全国満遍なくミスが散らばってもいいようなものであるが。
 今回も過去の事例と同様、全面補修、全面保障とのことであり、その資力があったことが不幸中の幸い。これが小さい会社だったりしたら、どうなったのでしょうか。
 完成した製品を販売するというスタイルは、住宅だけでなく世の中の消費では一般的なものであり、完成した製品にミスが出ることは、自動車や電化製品などでも起こることなので、これをもって建売住宅はダメと言えるものではない。
 今回の関係各社は、建売事業を行う“不動産会社”であり、“建築会社”ではない。(厳密の意味ではなく、会社の根っこという意味です)そもそも不動産会社は、不動産を売ったり買ったり仲介したりするのが業務であり、建物そのものを作るのは建築会社の仕事。出来上がった建物を売るというのは不動産会社であるが、建築の分野に不動産会社が手を出したところに問題の本質があるのでは。なぜなら、建築会社がベースなら、今回の問題を大きくなる前に見抜けていたと思われるからです。さらに、売ったり買ったりという売買が基本で、作るという仕事ではないこともある。
 内情は分かりませんので、今回の関係各社をどうこう判断することはできません。設計会社を全面的に信頼した結果であり、建売会社も被害者とも言えるかもしれません。
 業界うんぬん、会社うんぬんということを書きたいのではなく、安い安いという価格面だけに囚われないでいて欲しい。購入者の皆さまがよく言われる“高い買い物なのだから慎重に”ということ。家を買うことがどんな人にも良いとは限りません。家を買うことありきからではなくお考えください。
 建売住宅の形としては、事業主が建築会社で、販売会社が不動産会社というスタイルが良いのかもしれません。
 余談
 私が不動産購入相談を受ける中、建売住宅について意見を求められると、住まい・価格のコストパフォーマンスに優れており、同じ予算で利便性を最優先にされたいのであれば良いのでは。ただし、当たり外れがあるので、一種の賭けみたいな要素があり、利便性を優先したんだ、だから仕方ないという割りきれるならですかね。壁でふさがってしまっていると、確かめようがない部分も多いのですが、もちろん問題ないことが大多数であり、外れることは少なく、当たればとても良い買い物です。ちょっとおおげさかもしれませんが。とお話しています。今回の件みたいなことがあると、大丈夫でしょうとは言いづらいです。





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