個人の自由と公共への配慮の境目(07.08.08)
楳図かずおさんが建築中の建物について、赤白の横じまラインとキャラクターを屋上に乗せることについて、近隣の住民から色彩の暴力だということで建築の差し止めを申し立てられたということが、マスコミで騒がれています。
私見ですが、法律的には、住民からの申し立ては認められないのかなと思います。
楳図さんのお宅が許容範囲だとか、あのデザインが問題ないという個別の話ではなく、定められている法律に適合した建築が、近隣の住民から今回のような事由で差し止められたら、日本中で同じようなことが起こることが想定され、建築そのものにとてもリスクを伴うことになり、大きく言えば財産権の侵害、個人の自由の侵害までの問題になってしまいます。
極端な例:あの家は気に入らないから差し止めてしまえ~など
個人的には近隣住民の方が仰る気持ちも分からなくはないです。では、今回のような場合、近隣住民の方がどうすればいいのか。建築が始まってからでは遅いので、そうならないために事前に対策が必要です。
・建築協定を結ぶ
地域の方全員の合意が必要になる
・景観条例の制定などを行政へ働きかける
条例を定める公共的な必要性があるのか
・自分が動く
新しい地域で住まいを購入する方は、上記のような地域を。
既に住んでしまっている方は、新しい地域へ。
ただ、このようなことがあったからと住み替えていたら、
今までの生活や労力、金銭的なマイナスが大きく、
なんで引っ越さないといけないのという感情になるでしょう。
今回の騒動は、非常に大きな問題です。私のような小心者は、周りと衝突するようなことから極力逃げて、大人しく目立たないようにしますが、最近感じるのは、個性を打ち出そうと積極的になる方が増えたかなと。
個性を打ち出すことは、良いということで使われることが多いですが、あまりにも行き過ぎてしまうと、法的には支障なくても、軋轢などを生み、暮らしづらいものになってしまう。これがここ最近の社会の嫌な部分として表面化することも多くなっているのではと思います。
これと根本が同じようなことで、最近よく感じることに、相手や周りの状況を考えずに、自分の都合や考えを、押し付けまくる人が多いということがあります。
自分の都合や考えを一切封じて我慢しろということではありません。相手のことや状況などを考慮しながら、譲れる点、譲れない点などを整理し、感情的にならず伝えていく。この方が結果的に良いことが多いのも事実で、不動産取引に限らず、損をしているのではないかなと、余計な推測までしてしまいます。
こういう方が仕事や社会でも、同じようにしているのか。はたまた、社会や仕事で押し付けられているストレスからの反動でそうなるのか。
あと、社会の基本的な成り立ちやルールなどを知らない人が多い。これはご本人たちに問題があるということよりは、学校教育の現場で、社会生活のことをほとんど教えていないことに原因がある。
社会の基本は法律で成り立っており、法律は社会の常識を明文化したもの、約束(契約)は守らなければならなく、どうなるにせよ、法律や契約に基づいて対処することになる。(と考えます)
この基本である法律について、ほとんど教えられず、社会に放り出されるわけですから、現代社会がガタガタになるわけですよね。
伝え聞きですが、“うちの子は家で掃除をさせていないので、学校でもさせないで下さい”という親の申し出とそれを受けてしまう学校。どちらも???です。こういう環境の子が社会に出たらどうなるのか、不安で一杯です。
私も教育中であり、人様のことをとやかく言えるほどではないのかもしれないので、考えてみたいと思います。
Tweet
住宅購入サポート“プレミアクラス”
多彩なサービスをご用意しております。まずは資料をご請求ください。
≪住宅購入サポートで得られる3つのメリット≫
◆仲介手数料,有料オプションの優遇(費用の軽減)
◆ワンストップサービス(手間の軽減)
◆安心して住まいの購入(不安の軽減)
3つの手法(調査,FP,建築)で不安を解消!
詳細はこちらにてご確認ください住宅購入サポート
住まい探しの主役は不動産ではありません。皆さまが主役です!
不動産の優劣を比べるのではなく、生活との相性を見極めましょう。
