不動産相場(04.08.14)
この辺の土地の相場はいくら?など聞かれることも多いと思います。しかし、不動産はどれをとっても全く同じものはありません。株のように取引所で同じものが日常取引されていれば、相場などもあるでしょう。
では、どうして相場 と言われるものがあるのでしょうか?
それは、不動産営業をするにあたって指針となる価格がないとやり辛いからなのです。我々が口にする「このあたりは坪いくら」とかいう金額は、思ったよりいい加減なものです。同じエリア・同じような条件でも不動産価格は、大きく変わります。それを「このあたりは坪いくらだから、この土地は安い」というのは、あまりにも乱暴過ぎます。もし、このようなことを言う営業マンがいたら、担当を替えるなりしてもらって下さい。
価格を比較していいのは、不動産固有の条件が全く同じ場合だけです。もっと言えば、同じ土地を時系列でしか比較できないのです。(これを比較したのが、公示地価です)
しかし、基準となる価格がない状態で、不動産の良し悪しを判断するのは、我々にも酷です。そこで基準となる土地の相場を目安に営業をするのです。
では、営業の目安になる基準の価格は、どのように決めているのでしょうか?
不動産業界を指導している不動産流通近代化センターの査定マニュアルによると、土地の価格を査定する条件を定めています。これを取引実績や公示地価と照らし合わせ、坪あたりいくらで取引されるかを検討した価格が、通常エリアの相場になるはずですが、そこまで細かい計算をして相場を把握しているマメな営業マンは皆無でしょう。
実際の現場では、この前いくらくらいで取引されたから今ならいくらくらい
かなと、かなり大雑把に把握し相場観を掴んでいるのが現状です。では、不
動産営業マンが言う相場と言うものは、当てにならないのでしょうか?
確かに金額だけを聞いて、それを全ての不動産に当てはめたら、外れること
が多いと思います。よく、口頭で簡単な条件だけで、いくらで売れます?と
か、この価格は高いですか?価格について安易に聞かれることも多いのです
が、はっきり言って分かりません、細かい部分まで見て調査しないと分かり
ませんと答えています。
お客様や住宅営業の方などから、これは高いだ安いだと言われることもあり
ますが、どれだけのことを見て言われているのか不思議に思います。
不動産営業マンは、いちいちマニュアルを見ることなく諸条件を何となく比
較して答えていますが、肌で感じながら毎日何十と物件を見てきていますか
ら、結構当たっているものです。
しかし、皆様は比較する量があまりにも少なすぎます。経験値が少ないまま
価格だけを見て、相場より高い安いと判断するのは危険です。その物件が高
いか安いか判断する際には、必ず細かい部分まで比較して検討して下さい。
その細かい部分が、価格にどのように反映されるかを、信頼できる人に聞く
とより正確な判断が出来るようになります。
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