今回は、住まいを取り巻く社会的なことから、住まい探し・購入を
するタイミングと選び方を考えてみたいと思います。
◆人口問題
1.土地から
現在、都市部を中心に地価が下げ止まり、地域によっては上昇に転じてい
るところもございます。これは、利便性を求める需要と、その顧客層に向
けた新築マンション・新築分譲住宅を供給する側の仕入れによるものです。
その需要の中心となっているのが、職住接近と生活利便性の確保を目指した
30代の第二次ベービーブーム世代と老後の生活に便利な地域に移る団塊の
世代・ベービーブーム世代の方々です。
現在は、この需要が旺盛なため不動産取引も活発に行われ、閉塞感はなく
なっていますが、この需要が減少した時には、不動産市場は、下方に向かう
ことになると思われます。
しかし、現在の需要旺盛な時でも下がっている地域もあります。同じように
需要が減退した時でも、上がるまではいかなくても下がらない地域も出ると
思います。
そして、この下がる下がらないの地域は、都心部からの単純な距離感から
ではなく、地域の特徴などから多様化しています。これは、アクセス(交通)、
近隣生活施設、環境など様々な要素で構成されてきます。
このことから購入する時期と地域を考えてみますと、
・今すぐ購入する必要がない人、郊外で探している人は焦らず
・将来の売却もありえる人、今必要に迫られている人は地域特徴の見極め
2.建物から
私が不動産業界に入って15年近く経ちますが、その間、分譲される建物の
間取りは、マンションなら60〜70平米の3LDK、一戸建てなら90平米〜100平米の
4LDKが主流で、現在も少し広めになったとはいえ、その流れは変わりません。
しかし、この15年間、建物に対する需要は、年々求める面積が広がり、
多様化してきています。この傾向は今後も続くと思われます。
社会にある建物のストックが年々増える中で、需要となる人口が減ってくる
これからは、求められる面積が広がるでしょう。そして、均一的な間取りで
部屋数を重視した建物より、一部屋あたりの広さを確保した建物が好まれる
と思われます。
また、独身の人やセカンドハウス的に使う人、老後に二人で生活する方など
小さい建物の需要もあると考えられます。
どちらにも共通しているのが、一部屋あたりの広さです。
これから不動産を購入する際には、一部屋あたりの広さを重視し、
限られた広さの中で部屋数を確保したい時は、生活の変化に対応できる
建物にすることをお勧めします。
参考)
環境問題・ごみ問題などから、今までのように築20年もしたら資産価値が
なくなるような建物から、耐久性を重視し建物を資産としてみていこうと
いう流れに国の政策が変わりつつあります。
これから中古住宅の流通環境も整備され、生活スタイルの変化などによる
住み替えが活発になる際に、土地とともに建物も資産価値の重要な要素に
なります。
上記の間取り・広さ・可変性に加え、建物の構造やメンテナンスが大きく
資産価値に反映されてきます。
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