公示地価(04.08.26)
行政が発表する地価で、代表的なものが二つあります。それは国土交通省が発
表する「公示地価」と財務省が発表する「路線価」です。公示地価は、エリア
ごとに基準となる土地を決めて、土地が取引された場合にいくらで取引される
かを毎年発表するものです。
同じ土地で毎年地価を発表するのですから、去年と比べて、どの程度下がった
とか上がったとかが分かります。この数字を基に、前号でお話しましたマニュ
アルの数字を当てはめた金額が、取引されるであろう価格になります。
もうひとつの路線価は、財務省が資産価値を計算するためにあります。名前の
通り、道路に価格をつけたもので、この道路に面した土地は、いくらと計算で
きます。この価格を基準にする場合、注意すべき点があります。
ひとつは、相続税など時間差が出る場合に使う価格になるため、相場より安く
設定されており、時価の八割と考えて下さい。もうひとつは、道路方位を考慮
していない点です。北道路・南道路でも同じ道路に接していれば、同じ価格に
なってしまいます。
そして両方に言えることは、時差を注意し修正をすることとエリア特性などマ
ニュアルに載っていないことを考慮することです。標準的な価格を求めるのに、
公的な数字やマニュアルは必要なものですが、人間対人間の不動産取引では、
数字では表せない事柄もあります。この標準的な価格に、不動産状況を良く把
握した人の意見などを反映させると、より現実的な数字になります。
近くの公示地価を知りたい方は、
・土地総合情報ライブラリー http://tochi.mlit.go.jp/
近くの路線価を知りたい方は、
・国税庁 http://www.rosenka.nta.go.jp/
◇公示地価から土地の価格を計算しましょう
上のページより最寄になる基準値を決めて下さい。(仮に1平米100,000円)
その基準値に下の項目による加減をします。注:項目は代表的なもので、
他にも項目がございます。
1.駅からの距離 100mごとに±1p
基準地800m、対象地1000mなら-2pで、100,000円×0.98=98,000円
2.買い物施設 400mごとに±3p
基準地400m、対象地800mなら-3pで、100,000円×0.97=97,000円
3.接面道路幅員 1mごとに±1p(4m以下と6m以上は数値が変わります)
基準地6m、対象地4mなら-2pで、100,000円×0.98=98,000円
4.接面道路方位 北±0p 東+4p 南+8p 西+3p(角地、二方時は別)
基準地北、対象地南なら+8pで、100,000円×1.08=108,000円
その他、バス停・学校・環境・街路・嫌悪施設・隣接不動産・騒音・日照・
眺望・設備・将来・高低差・形・面積などがございますが、同等とした場合、
基準地100,000円×0.98×0.97×0.98×1.08=対象地100,611円となります。
いかがですか?
駅や買い物施設から遠くなり道路も狭いのに、南道路というだけで、対象地が
基準地を超えてしまいましたね。この結果をどう考えるかは、ご自身の生活と
お考えで判断されたらよろしいかと思いますが、支障がないことにこだわりす
ぎると必要ない出費になるかもしれません。
・お金をかけても適えたい項目
・お金をかけてもかけなくてもいい項目
・条件を外してでもお金を減らしたい項目
この条件などを、ご家族できちんと整理することが大切です。
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