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1.不動産を探し始める前に

「永住型」の無駄  (05.08.01)

お客様へ住まいのアドバイスをしていくにあたり、不動産に関係する書籍を読むことが、必要になります。

 その中で「不動産でハッピーリッチになる方法(貸せるマイホームを手に入れて)」は、住まいを考えさせられる名著で、これから住まいを購入しようとされる方に是非一度読んで頂きたい本ですので、ご紹介させて頂きます。

 著者は不動産コンサルタントでファイナンシャルプランナーと、私の同じような肩書きですが、住まいに対する造詣は私の比ではなく、とても勉強になります。

[概要] 特に私がおっと思った点

◇買うか借りるかのテーマは意味がない。買うべきである、しかし、買い方は注意。

◇永住型住宅の落とし穴。永住型が必要な時期は限られている。その代償は大きい。

◇値下がりを期待して買い控えてもメリットはない。金利と借入期間と家賃>値下がり。

◇借金のリスクを回避することが最重要課題。貸せる家賃>返済、売却価格>残高の関係維持。

◇間取り変更が可能なスケルトン性が重要。

◇二世帯住宅は売却が難しく、完全分離型にして、片方(両方)を貸せるように。

◇年収5倍、頭金2割はナンセンス。個々の状況で判断。

◇住宅の耐久性が、人生を左右。建替え時期の状況を判断。

◇建売住宅は要注意。施行とチェックの甘さ、均一の間取りと販売のためのプラン。

◇金利の高低は、借りる時の話しであって、資金計画では優先されない。

◇買い替えローンは、借金を返すための借金で、サラ金地獄と同じ構図。

◇家賃並みで買えない。自己資金とボーナス時加算に注意。

 ざっとポイントだけをまとめましたので、どうして?と思われる方は、本書をご自身で読んでください。

 特に私が一番感じたのは「永住型」の無駄についてです。世帯の状況に応じて必要な面積が違うことは、私が将来の住まい像として考えている「状況に応じた住まいへの住み替え」を裏付けるひとつになります。

 車でも、使用の状況に応じて、一番適した車に乗っています。ずっとファミリータイプの大きなワゴンは必要ない。20代、30代、40代、50代、60代とその時々で適した車は違うように、住まいもその時々に変えていく。そのようになればいいのではと思います。

 そのためにも、不動産ストックが増えて価格が下落すること、上記のようなポイントを押さえて住み替えできるようにしていくことの2点が必要です。「先進国の地価はGDPの100%、現在の日本の地価はGDPの300%だから、3分の1になる」という説もありますが、不動産価格はマクロなのでどうしようもないので、自分達で対応できる住まい選びでは考えていきたいところです。

 もし、不動産価格がさほど下落しなくても、上記のポイントを押さえていれば、その建物で対処できます。さらに、中古住宅の流通市場が整備されてくることが必要です。

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