7月26日の日本経済新聞夕刊に「住の選択肢多彩に・家余りの豊かさ反映・終の住処模索続く」と題して、生活様式の様変わりから住まいの変遷をたどった記事が掲載されました。記事は親世帯と子世帯を取材し比較することにより、住まいの選び方を検証しております。
[記事概要]
・建築学者上田篤氏が1973年に発表した「現代住宅双六」では、住宅遍歴を、ママのおなか→子供部屋→社宅と突き進み、あがりは郊外の庭付き一戸建てとなっており、当時のサラリーマンの住宅遍歴を描いた作品として話題を呼んだ。戦後間もなくの世代にとって、広い庭付き一戸建てに住むことはサクセスストーリーの象徴であり、あこがれであった。
・親世代は、大学から親元を離れ、就職して独身寮、結婚して社宅と移る。念願のマイホームを手に入れたが、転勤で社宅暮らしを続け、定年後ようやく自宅に戻る。
・子世代は、住宅に対する思いは、親とずいぶん違い、購入した住まいは築35年の中古マンション。「予算が同じなら、中古を買って自分らしく改装した方が、ありきたりの新築よりかっこいい」と。
・規格品を大量に供給する家不足時代のシステムが、多様化するニーズや生活に対応出来ないのは必然」と建築家の中谷ノボル氏は指摘。住宅数が世帯数を上回る家余りの時代になって30年以上。理想とする住まいの形は人によって違うのは、豊かさと同じ。
パワービルダーによる同規格の新築分譲住宅が、大量に供給され、団塊ジュニアの世代が需要の下支えをしていますが、この記事から考えると時代に逆行していることから、もう数年でこのような市場は衰退し、これからは、新築中古を問わず、多様化した住まいの供給と需要の時代になっていくのでしょう。
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