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マンションの怖さがここに(07.10.05)

 マンションの上の階に住む幼児の騒ぐ音がうるさく、精神的苦痛を受けたとして、東京都内の男性が、幼児の父親に240万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が3日、東京地裁であった。
 中村也寸志裁判官は「幼児の騒ぐ音は我慢できる限度を超えていた」として、36万円の支払いを命じた。
 判決によると、男性は東京都板橋区のマンション1階に住んでいたが、2004年4月ごろに幼児の家族が2階に引っ越してきて以降、幼児が室内を走り回ったり跳びはねたりする音に悩まされるようになった。抗議をしても、幼児の父親は「文句があるなら建物に言ってくれ」などと取り合わなかったため、男性は騒音計などで音を測り、提訴。幼児の家族は05年11月に転居した。
 判決は、「騒音の程度は50~60デシベルとかなり大きく、深夜に及ぶこともあった。被告は子どもをしつけるなど住み方を工夫し、誠意ある対応をするべきだった」と述べた。
(2007年10月3日20時24分 読売新聞)

 この記事・判決をご覧頂いて、みなさまはどう思われましたか?
 私は、この判決を支持します。最近の刑事事件関係の判決には不満を抱いておりましたが、この判決はよかったのでは。自分にも小学生の男の子がふたりおり、普段から細かく言い聞かせておりますが、なかなか一度言ってもすぐに改まることも少なく、日常の社会生活でご迷惑をお掛けしていると思います。
 他の親御さんまでどうこう言うつもりはないのですが、子供が周り(大きく社会生活)に迷惑をかけても、甘い親が多いような気がします。さらに、子供が何かをしてしまうのは仕方ないとハードルを下げても、子供がしたことを正当化し、他の責任に転嫁・責任逃れをする方も多いように感じます。
 子供が他の子供を傷つけたことに対し、親が、傷ついた子供の手術中にも関わらず、病院まで乗り込んできて、言った最初のセリフが“うちの子は悪くない”。おいおい、正当化するにしても、まずは容態の心配やお見舞いだろうが。この他にも、嘘をつく子供を擁護し、子供社会を混乱→親も巻き込まれた。など。ちなみに傷つけた子は故意だったらしい。
 直接本人を存じ上げているわけではないので一方的に決め付けてはいけないのですが、上記の例の場合、どちらも親御さん自身が、周りから見て???という感じの方だそうです。
 子供というより、躾ける・教育する親御さんの方によりけりなんだなと思い、このことから、住まい探しの地域選びで、義務教育段階から私立に行くので通学に便利な場所を、学校の評判がよい地域を、というリクエストする方が多いのも仕方ないのかなと思う。さらに、たまに、地域の住まい状況から推察される方もいらっしゃいます。さすがにこれは行き過ぎかなと思いますが。
 ただ、住まい探しの方へ、一言だけお伝えするのは、どこに行ってもこういう方々は点在しているので、ここなら大丈夫という地域はないということ。(私立は選べるでしょうが)
 裕福で何不自由ない環境で育った今の子供たち、親に過剰なほど守られた子供たちでは、厳しい方向になるのは自然な流れ。私も反省です。
 さて、このコラムでは教育のことをお伝えしたいのではなく、こういう社会になっていく中での“共同住宅”での“共同生活”は、もっと怖くなるのかという危惧です。
 部屋は区分されますが、ひとつの建物の中で共同して生活をしていくマンションでは、殺伐とした・何も接触なくても、小さなコミュニティが形成されます。
 建物内での使用や管理、修繕に関して、当事者に必ずなり、嫌でもいろいろな接触は増えるのですから、今回の事件のような直接ではなくても、小さなゴタゴタは発生してしまいます。
 これをいかになくし、いかに円滑なコミュニティにしていくか、これを、不特定多数、出入りがあるなどコントロールが不可能な入居者・居住者側の誠意に求めるのは限界がある。
 そこで、どうするのか。よく言われているように“管理”を買うというのがその1。第三者(極端に言えば調停委員)である管理会社がしっかりしていると、規律あるコミュニティになる。
 その2は、どのような感じになっているのか、建築中の新築マンションでは分からない現状が分かる中古マンションにする。※新築マンションの方が、一斉入居の同級生のため、コミュニティに入りやすいという意見もあります。
 その3、購入してしまうといざという時に逃げられないので買わない。住み替えの容易さを確保するのもリスクを軽減できます。
 ま、でも、こんなことを考えていたら、一戸建てでも地域でのコミュニティはあるわけで、同じようなことはありえるし、学校や近所つきあいなど住まい以外の生活の場もあるわけですから、何も買えない、どう動くこともできないとなってしまいますが。
 やはり、社会全体が変わっていかなくてはいけないのでしょうね。しかし、現実的に難しい。人情として、自分で動けるところまでは動くでしょうから、二極化、格差が地域でも出てきてしまうでしょう。
 今回取り上げた事件の現場が、賃貸であることを願っています。加害者側がすぐに転居したことから、おそらく賃貸マンションでしょう。高いお金で買ったマンションが、このようなマンションでは、被害者も加害者も行き詰って、もっと大ごとになってしまいます。
 今回の件は、大いに自己反省させられました。それと、住まい探しの難しさを感じております。





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