建物も二極化の傾向(06.03.05)
大手ハウスメーカーでは、防犯建物部品の採用を推進しています。防犯建物部品は、不審者の家屋侵入に5分以上持ちこたえると認定された部品です。
旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)では、高さ2mまでの1階の全開口部で標準採用。二重ガラスの間にフィルムをはさんだ防犯ガラスやピッキング対策の錠前など。この採用にあたってのコスト増は約20万円。
同じように標準採用しているのは、積水ハウス、ダイワハウス、パナホームなど。また、セキスイハイム、住友林業、ミサワホーム、三井ホームではオプションで対応可能。
4月からの性能表示に防犯項目が加わることが採用に拍車をかけている。普及が進んでいくと、割高感のあったこれらの部品も価格低下が見込め、さらに採用が増えると思われる。
今回の防犯部品を始め、各大手メーカーとも、年々、性能・機能を充実させています。もちろん、このことは悪いことではないのですが、充実させる度に価格も上昇していきます。
現在の新築市場では、高機能・高性能・高価格のハウスメーカーと、従来からの標準的な基準と手頃な価格の一般建築会社の二極化が進んでいるように感じます。
その価格差は、1.5倍~2倍(私の感覚)程度でしょうか。
これからの不動産市場の中で中古住宅が適切に評価され、日本の住宅事情を改善するためにも、質の良い建物が増えることは望ましいのですが、ここまで価格差が拡がるのを考えると、ユーザーの悩む気持ちも分かります。
一戸建て建築で、大手メーカーが存在する日本は、世界から見ると珍しいとのこと。日本人気質を表しているのでしょうか。
今後、新築する際、どちらの方向性を選んでも、それぞれに良し悪しもあると思います。私は、どちらを選ぶにしてもメリハリをつけることをお薦めします。ハウスメーカーにするなら、ハウスメーカーの中でもより良いところ、一般建築会社にするなら持ち味を生かせるところ。中途半端はどっちつかずで、芯が無いように感じます。
高機能・高性能を選ぶなら、少しの価格差で判断せず、高機能・高性能を追求し、手頃感を選ぶなら価格を追求するのも一つの手でしょうか。もちろんそれなりの基準は確保してですが。
(日本経済新聞記事参照)
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