初めての住宅購入ガイド:土地,住宅,マンションの購入サポート

今とこれからの不動産市況(04.11.19)

 これはあくまでも私個人の不動産市況に関しての見解であり、外れることもあることを予めご了承下さい。あくまでもご参考程度に
◆一つめのポイント 人口減の需給関係悪化による不動産価格下落懸念
 まず、最近の地価動向で値上がり傾向にあるのは、マンションや一戸建ての開発によるものと思われます。お付き合いのある不動産業者の方とお話しますと特に土地の供給が少なく、数少ない土地にお客様が殺到し、高めの値段設定でも売れてしまうそうです。
 これは利便性や環境などに優れている地域は顕著になっています。
 しかし、需要に合っていない不動産は、相変わらず値下がり傾向にあるのも 事実です。今までは、都心回帰またはその延長線で利便性の向上が図れる地域での値上がり傾向で二極化と言われてきましたが、これからは、それを更に細かくした個々の不動産による個別化に移りつつあると思われます。
 実際の不動産現場でも、大きく見て同じような地域でも、個々の土地によって、単価が大きく変わってきています。
 地価(土地)に関しての状況は上記の通りですが、建売やマンションでは、少し状況が違います。
 先日、都内で分譲住宅をご希望のお客様を担当した時に感じたのですが、建売なら都内でも思ったより高くはないんだと思いました。
 建物などの個々の要素もあるのでしょうが、地価(土地)とのアンバランスさを感じたの事実です。
 マンションにしろ一戸建てにしろ、分譲業者にとっては、供給をストップさせることは、事業を止めることと一緒ですから、供給を止めることは出来ません。
 現在は、一次取得者層の需要が多くありますから安定していますが、近い将来、一次取得者層が減ってきた時、供給過剰になり、値崩れすることもありえると思います。
◆二つめのポイント 経済動向による不動産価格下落懸念
 この先の日本経済がどうなっていくか、ということに関しては、各専門家でも判断が分かられるところで、私としても、景気が良くなるとは思いませんが、このまま小さい波を繰り返し、平行線で進むのか、景気悪化していくのかは分かりません。
 年金や海外情勢・原油価格の上昇など、これからの景気に懸念する事項はたくさんございますが、不動産価格にもっとも大きく影響するのは、消費税率のアップだと思われます。
 消費税率がこのままでいく間は、平行線で進むと思われますが、消費税率の引き上げを発表した後は、引き上げの開始まで駆け込みの需要が続き、引き上げ後は急激に冷え込むと思います。
 実際に、前回引き上げた時も同じような減少が起き、引き上げ後2ヶ月間は、お問い合わせが全くございませんでした。
 消費税率がいつどのくらい引き上げられ、その結果どのくらい不動産価格が下落するかは分かりませんので、引き上げ前後のどちらのタイミングで購入した方がいいか判断が難しいと思います。
 ※土地や一般の方が売主の中古住宅は非課税ですが、
  法人が売主の建物や建築、不動産取引に関わる諸費用は課税対象です。
 諸費用の消費税の金額と比べ、建物や建築の価格に掛かる消費税は多いですから、引き上げ後の分譲住宅や建築には大きな影響を及ぼし、購入後の建築・分譲が前提の土地価格にも影響すると思われます。
◆まとめ
 一次取得者層の人口減や消費税率引き上げなどから、不動産相場の先行きは暗く、一部の個別要素に優れた不動産以外は、下落する恐れもあると思われます。
 購入のタイミングとしましては、ご購入希望の不動産が、需給関係の悪化に影響が出るようなものなのか、また、消費税率引き上げの影響が出るようなものなのかを考慮してご判断されるといいのではないでしょうか。
 確かに少しでも安く買いたい・購入後の資産価値減少を避けたいお気持ちは、みなさまに共通する思いだと思います。
 しかし、自宅のご購入の場合、不動産を資産としてより、生活の場として必要な物とお考えになることも大切です。
 ご家族の状況や人生全体のご計画などから、お金だけでは判断できないところが、より難しくさせるのですが、無理のないご購入なら、思い立ったが吉日というのも一理あると思います。
 不動産は、同じものがございません。みなさまにとって、より良い不動産が、いつ出てくるか分かりません。
 慌てる必要は全くないですが、より良い物件があり、無理のないご購入なら、今ご購入されても良いと思います。但し、消費税率の引き上げ発表までで、発表後は、駆け込み需要の嵐が去った後の需給悪化時が良いと思います。





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