初めての住宅購入ガイド:土地,住宅,マンションの購入サポート

買った方が得か、借りた方が得か(04.11.06)

 住宅購入の動機の中で、「家賃を払うのがもったいない」という理由をあげる 方が数多く居ます。確かに、家賃は期間限定で「住宅を利用する」権利を持つ ための対価であって、いくら支払っても所有することは出来ず、家賃が戻って くることはございません。
 では、単純に購入した方が得なのか、比較してみましょう。
 ・所有と借りるの違い
  所有:住む、貸す、売る、直す、変えるのが自由になる
  賃借:住むことは出来るが、好き勝手には出来ない
 ・負担する金額(35年間)と資産
  所有:3,000万円の建売住宅を購入した場合
  自己資金600万、住宅ローン2,700万円(金利3%で総返済4,300万円)
  固定資産税350万円、修繕費450万円
  総合計5,700万円の負担と資産として土地1,500万と建物なし
  賃借:上記と同じ物件を家賃10万円で借りた場合
  賃料合計4,200万円、引越3回で150万円、雑費150万
  総合計4,500万円と資産なし
 ここまでを見ると幅広い権利で、後々資産として残る「所有」の方が、 お得なように思われます。
 低金利の現在では、利息負担ももっと少なくなり、繰上返済をすることに より、さらに負担を減らすことができます。
 権利と負担の両方において、所有の方が賃借よりも優れているのであれば、 借りているのではなく、購入してしまおうというのは、自然なことです。
 では、購入することにデメリットはないのでしょうか。良いことの裏には、 悪いことがあるのが、世の常です。購入した場合、その不動産に拘束されて しまうことが、とても大きなデメリットになります。
 所有する不動産に住宅ローンがある場合、売却する際にはそのローンを 返済しなければなりません。売却する価格がローンの残高を上回れば 問題ないですが、不足する場合、現金を用意しなければなりません。 また、買い替えする場合は、次の購入に足かせとなることもあります。
 一度購入してしまうと、そうちょくちょくと引越することは出来ないと 考えてもいいでしょう。 
【ポイント】
・長い期間すみ続ける場合は購入した方が得になるものの、
 短い期間で引越しをする場合は、借りた方が有利(長期間住むことが難しい)
・資産は残るものの、負担は購入した場合の方が多い
 (後々清算をしてみれば購入した方が得だが、それまでの負担は多い)
・購入する場合、耐久性に優れた建物や可変性がある建物の方が、長期間の住宅として対応しやすい
・中古住宅や中古マンションの場合、耐久年数経過時の状況を考慮する
【結論】
 ご自身の生活や家計、将来の住宅はどうしたいかにより、購入した方が良いか、借りた方がいいかの結論は変わり、一概に購入した方が有利とは断定できない。





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